Realforceの押下圧は重たくなるのか?6年使った中古と新品で実測してみた
追記:ラバードームに穴を空けて押下圧を軽くする改造をしました。
↓ここから下は以前の投稿です。
東プレのキーボード、Realforceを何年か使っていると感じることなんですが、なんだか押下圧が昔より重たくなっている気がするんですよね。
そして、普通はRealforceを何台も買わないので、確かめようがありません(ましてや同じ型番のものは買わないだろうし)。
でも、初代Realforceが生産終了したタイミングで、スペースキーの短いRealforceが手に入りにくくなるのが確定していたので、予備で同じ型番の新品を購入していました。
約6年(少なくとも2000万打鍵以上)使ったものと新品の押下圧を比較してみます。
型番はRealforce 108US(押下圧All 30g)
- 2013年12月に新品で購入。タイピングの練習が最も打鍵数が多い。練習してない日は1万打鍵以下。練習する日は2~3万打鍵、多めの日で5万打鍵、ガッツリ練習したら10万打鍵の日も何回か。キートップは綺麗だが、底面の鉄板はサビが目立つ。飲食した指では触らない。という使用感。
- 2018年6月に新品で購入し、未使用保管。
で、今日(2019/11/16)新品保管していたのを引っ張り出して、打ち比べてみました。
押下圧を実測してみた
なんとなく古いRealforceのほうが押下圧が重たい気がするんだけど、確信が持てないので、分銅で実測してみました。
※比較するために簡易的に作ったものなので、この計測値=押下圧ではありません。製品に記載されている押下圧と同じだと思わないようにしてください。
ボール紙の後ろにキーと同じような大きさのネジを取り付け、
合計の重さを計り、
キーの上に乗せて、押下状態(文字入力状態)になったときの重さをメモします。
その結果、押下圧に 2g の差がありました
- 新品・・・36.5g
- 中古・・・38.5g
※繰り返しますが、この計測値は、製品仕様の押下圧とは違います。今回の比較のために簡易的に作ったものです。分銅を置く位置やキーの上に置く位置によって力のかかり方にばらつきがある可能性があるため、上記の計測値=仕様の押下圧ではありません。
(Realforce 108USの仕様は押下圧30gです)
ただ、それでも、なんとなく感じていた押下圧の差は確実に数値として現れている気がします。
キーの戻りにキレがない
また、中古のほうはキーの戻りにキレがないことがハッキリわかりました。
- 新品のほうはサクサク戻ってくるイメージ
- 中古はヌメっと戻るイメージ
明らかに新品のほうが打鍵感が良かったです。
使われている部品から考えると、ラバードームがヘタるのか?と、まずは思いました。
打鍵数は少なめに見積もっても2000万打鍵を超えているので、それなりに影響しているような気がします。
あとは潤滑が悪くなってる可能性とか?これも摩擦のことを考えると、経年よりは打鍵数が影響してそうに感じます。
同じものを使い続けてると気づかない
そこまで打鍵感は変わってないだろうと思ってたんですけど、新品と打ち比べてみると明らかな違いがありました。
6年間ずーっと毎日打ってたから変化に気づきにくかったのかもしれません。
多少打鍵感が変わっても、それに合わせた打ち方になるし。
1日数万打鍵するようなタイパーは数年ごとに買い替える(もしくは分解清掃・改造する)ほうが良いのかも?
あと、6年で明らかに違いを感じるってことは、中古を買うときは使用歴に気をつけないといけなさそうです。Realforceはヘビーに使っている人も多いだろうし。
追記:ラバードームに穴を空けて押下圧を軽くする改造をしました。
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