サブラボ

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パソ活ラボに書くまでもないもの

必要なタイピングスピードは人それぞれ、そしてスマホ世代について

個人的に、事務仕事せずに自宅で検索キーワード打ち込むネットサーフィンくらいならイータイピング腕試しで200あれば十分。

社内連絡やメール、ブログ執筆など、文章を考えながら書く場合は250あればまぁ大丈夫。300あったら十分速いほう。それ以上は文章を考えるスピードもボトルネックになってくる。

350あったら事務仕事でも重宝されるスピード。

400以上はデータ入力で文章を考えずにひたすら入力する職業ならメリットがあるけど、速く打つのは前提で、キーボードにこだわったり最適化を突き詰めたり単語登録を駆使したりして、腱鞘炎にならないような工夫をしたほうが良さそうに思う。

タイピングが速すぎても恩恵は少ない

今まで何人かの友人にタイピングの手元動画を撮影させてもらったけど、イータイピングで200〜250点くらいあれば、業務連絡・検索・コメントなどをするのに困ることはなく、それ以上速くならなくても良いんじゃないかと思います。

タイピングの練習に膨大な時間をかけて400点にしても、その人にとってはあまり意味がないので、生産性を上げたいと思うなら、他のことをやったほうが良い。

「タイピングが速ければ生産性が上がる」というのはもっともらしく聞こえるけど、それは生産性のごくごく一部なので、こだわりすぎると、やればやるほど無駄な時間を費やしてしまう。

少なくとも(趣味でひたすら楽しいとかデータ入力が仕事の人は別として)イータイピングで300点くらい出せるようになったら、タイピングの練習時間は減らして他のことに目を向けてみたらどうだろうか。

自分はイータイピングで最高574点(ふだんは500点前後くらい)だけど、400点を超えると、大量のデータを手作業で何時間も処理する時でさえ、違いを感じられない。ましてやブログを書くのに400点はオーバースペック。

それに、「手作業で大量のデータを処理」する状況は、マクロや他のアプローチが使えないか、別の方法を考えたほうが良い場合もある。

なので、YouTubeのタイピング動画を見て、コメントで「こんなふうになりたい!」というのはモチベーションとして良いとは思うけど、そればっかりにこだわりすぎないほうがいいと思うことがあるんですよね。

スマホ世代のタイピング

逆に、大学1年生のイータイピングが平均105点くらいで、100点 → 200点にするのはとても意義があることだと思います。

イータイピング100点くらいだと、単純に遅いのに加えて、締め切りがあるために他の人が肩代わりしたり、上司の負担が増えたりして、二次的なコストも増えちゃうんですよね。言ってみれば他の人に迷惑がかかる遅さです。

なので、200点から300点に速くするよりも、100点から200点にするほうがはるかに重要だと思うわけです。

内閣府の調査によると、パソコンを利用しないスマホ世代が急増しているのはすでにわかっている事実なので、これからさらに新社会人のタイピングスピードは遅くなっていくと思われます。

授業で十分に時間が確保されておらず、スマホで何でもやるのでパソコン利用者は減っていくので、新社会人の初歩的なIT教育にコストがかかるのは避けられないでしょう。

1年間で平均約110点 → 240点にした福島高専(最後のリンク先参照)のような事例が増えると良いですけど、それだけのコストをかけるのが難しいという課題がありそうですね。

リンクとか全部載せると長くなりすぎるので、興味がある人はメインブログの「タイピングについて書いた記事のまとめ」部分を見てください。