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パソ活ラボに書くまでもないもの

「ゆうパックスマホ割」を使った感想と、他の配送業者の割引サービスとの比較

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80サイズ、重さ5kgの荷物を送るのに配送方法を探してたら、
ゆうパックスマホ」というサービスがあったから使ってみました。

ゆうパックスマホ

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参考:ゆうパックスマホ割 - 日本郵便

  • スマホのアプリを使えば180円引き
  • 郵便局受け取りで100円引き

という感じで、最大の割引をするために項目が少なくてわかりやすい。

ただし利用するための条件は以下のとおり。

  • スマホアプリから操作が必要
  • 郵便局窓口持ち込みのみ
  • クレジットカード決済のみ
  • ゆうびんIDへの登録が必要
  • 郵便局受け取りの場所は、受取人に手続きしてもらう必要がある

荷物を出すときは、郵便局の中にある「ゆうプリタッチ」という端末にQRコードを読み取らせて、送り状を印刷します。

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※ちなみに通常のゆうパック割引サービスだと、

  • 窓口持ち込み120円引き
  • 1年以内の同一宛先60円引き

なので、これを利用できていた人は同じ180円引きになり、差はありません。

ただし、郵便局受け取り100円引きはゆうパックスマホ割限定なので確実に安くなります。

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↓続いてゆうパックスマホ割のアプリを使っていて気になった点。

支払い方法について

クレジットカードしか使えないのがもったいない。

アプリにクレジットカードを登録するのは心理的なハードルも高いだろうから、窓口で直接現金や電子マネーが利用できれば、かなり使いやすいのに……。

あと、アプリで入力した荷物のサイズが実際と違ったらどうなるんだろ、とも思った。ずぼらな人だったら目分量で入力したり、ごまかそうとして小さめに入力する人もいそう。

窓口での支払いだったら実際のサイズの料金を支払えば良さそうだけど、クレジットカードだったらもう1回送り状を作り直すことになる?(もし郵便局受け取りにする場合は、受取人に再入力してもらわらないといけないので面倒)

※あとで気づいたけど、「日本郵便」アプリだと送り状だけ作成できるみたいです。ただし郵便局受け取り100円引きや「かんたんSNSでお届け」機能は使えない。

セキュリティの心配

セキュリティ的にもまずそうなのは、アプリでクレジットカードを利用するために独自の暗証番号を設定する箇所があること。

パスワード使いまわしの統計でも証明されているように、たぶん面倒な人はキャッシュカードの暗証番号をそのまま入力してしまう人もいるんじゃないかと思う。

アプリ側の脆弱性で漏洩した場合、攻撃を仕掛ける側はこの暗証番号をいろいろなサービスに総当りすればいいから、二次被害が大きくなる可能性が高そう。

発送する郵便局の指定について

あと不便だったのは、発送する郵便局まで指定しないといけないこと。

アプリで郵便局を検索するとき、現在地から検索(GPS)したら名前と郵便局までの距離が表示されるけど、局名を知らない人はわからない。都会で郵便局が近くに何件もある人だったら別途検索しないといけなくなりそう。

そして地図表示にしてもあまりに重たくて使いにくい。ズームの操作性が悪くてまともに操作できない。

「住所リストから選択」では、地方→都道府県→市区まで選択したあと、五十音順選択されずに町村のリストが10件ずつ表示されて、それ以降は10件ずつ延々と「さらに読み込む」をタップしないといけないので使い物にならない。

郵便局検索アプリを参考にして作り直したほうが良いんじゃないかと思う。レビューでも相当評判が悪い。

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そもそも発送する都道府県を入力すれば送料は決まるんだから、ユーザー側で発送郵便局の入力はせずに、ゆうプリタッチで読み取った郵便局がシステムに自動で入力されれば良かったのでは?

レビューにもあったけど、日によって都合の良い場所が違う(休みなら自宅近く、平日なら通勤途中など)ということがあるので、発送する郵便局は最初に指定しないほうがユーザーにはありがたい。 

ヤマト宅急便

比較対象となるヤマトの宅急便にもいろいろ割引サービスがありますが、項目が多くてわかりにくいので、こちらの体験談が非常に参考になりました。

参考:値上げのヤマト運輸宅急便⇒クロネコメンバーズの新設割引(持ち込み・デジタル伝票・プリペイド…)駆使したら料金がスゴイ安くなった話 | 朧月庵

これを見る限り、ヤマトの直営店が近くにないとメリットを生かせそうにありません。

プリペイドチャージしないと10%引きされないのも、使用頻度が少ない人にとってはデメリットになります。

あと細かいことですが、パーセント割引と金額の割引が混ざるので、最終的に送料が何円になるのかわかりにくくなっています。

パーセント割引があるので断定はできませんが、金額によってはゆうパックスマホ割よりも安くなることがあります。

佐川急便

基本料金がヤマトより100円安くて、持ち込み割引100円がありますが、その他の割引サービスがないので結果的には高くなり、候補になりませんでした。

参考:【佐川急便】飛脚宅配便・飛脚ラージサイズ宅配便|料金表

営業所の数も少ないため、一般人にはあまりメリットがなさそうです。

まとめ

ゆうパックにするかヤマト宅急便にするかは、利用するための条件をクリアできるかどうかによりそうです。

ゆうパックスマホ割がお得なのはこんな人。

  • 郵便局窓口が近い
  • クレジットカード決済に抵抗がない
  • 相手が郵便局受け取りできる

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ヤマト宅急便がお得なのはこんな人

  • ヤマト直営店が近い
  • プリペイドチャージに抵抗がない

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結局、なるべく安く発送したければ窓口持ち込みになるので、どの配送業者の窓口が近くにあるかが重要になりそうです。